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デナリ国立公園です。公園は広大で、中心を通るバスの道路で園内を移動する(一般自動車の乗り入れは激しく制限されている)訳ですが、ここではアイルソンの紹介です。 |
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アイルソンビジターセンターはその雄大な景色を提供することで知られています。ビジターセンター自体は園内でも最高の設備を誇っていますが、まあ、こんなもんです。Backpackerにとっては飲み水をGet出来る点は大変ありがたい場所です。(当然ですがここを含めて園内にレストランなどはありません。Lunch
Box要持参なのです。) |
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中に入るとすぐに、その日の天気予報が目に入ります。アイルソンはマッキンリー山を園内でマッキンリー山を最も美しく手軽に楽しめる場所です。天気次第ではマッキンリー山は全く見えません。(毎年8月は7割くらいの日は見れません。)マッキンリー山は見るだけでも難しい山なのです。ここから50キロくらいの距離なのですが...この日も濃い煙という予報ですが。 |
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全くその通りです。
凡人含めて、皆、ガッカリ。
とはいえ、大半はこんな風でなかなか難しいんです。マッキンリーを完璧に、綺麗に見れる確率は8月中は10%ありませんから。 |
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普通にみえない日には魔法の望遠鏡がこのビジターセンター内に登場します。それを覗くとこの景色です。魔法の望遠鏡のカラクリはかなり笑えます。(それは実際に天気の悪い日にここにくればわかりますのでタネはその場でのお楽しみということで)これが本当は見れるはずなのです。 |

毎朝の状況 |

毎夕の状況 |
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この年8月のここからのマッキンリー眺望の結果です左が朝9時、右が夕方6時のその時間におけるマッキンリーの見え方です。完全に綺麗に見れる、一部見える、全く見えない等々、千差万別ですが、総じてマッキンリーと言うのは見たくても見れないことが多い訳です。
ちなみにこの年の夏は雨が記録的に少なかったためにマッキンリーを見るには(煙、風向き次第では)とても条件のいい年でした。20年の歴史の中ではこの8月は最高に見れる日が多かったのだそうです。でも、この日は見えない、凡人にはとってはガッカリでした。 |
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このビジターセンター内にはレンジャーさんがいて、いろんな質問に何でも答えてくれます。また、土産物だけですが売店もあります。ちなみにここで売っていた1/25000の地図はその後のBackpacking放浪生活に大変役に立ちました。 |
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煙で景色はどうにもなりませんでしたのでこの日、別の楽しみ方をしようとレンジャーさんに聞くと、このビジターセンターの裏手の山に登ってごらんとのこと。外に出てみるとトレイルがありました。このトレイルはこの場所に来れば誰でも目に付きますが、ガイドブック、インターネット等では紹介されていません。デナリ国立公園はポリシーとしてトレイルを嫌うので紹介したがらないのでしょう。ま、とりあえず、この山頂上にチョイト繰り出しました。
(ちなみにアメリカの国立公園で山の頂上にトレイルが整備されている場所は殆どありません。山は麓のトレイルからその景色を楽しむもの、といった感じの整備のされ方をしている場合が殆どで、山岳ガイドとかを雇って登頂目指すのが一般的です。日本とはその点は決定的に違います。トレイルをハイキングするのと登山は全く別の物と考えられているのです。) |
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登り始めたトレイルからのツンドラ、ススキの景色の美しいこと。 |
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どんどん登ると、トレイルは山頂に向かうにつれて急勾配になります。 |
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山の表面は冬場の雪、それによって削られた荒々しい表情をしています。
『地球って感じだなぁ...』
荒々しい姿を目の前にして、そう思ったもんです。 |
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と、ドンドン登ります。写真にするとわかりにくいですが、この勾配は凄まじく、この人たちは見上げるような場所を歩いています。ちょっと先のほうなのですが洒落にならんくらいの凄まじい絶壁をなしていて、そこに巧妙にトレイルが作れているのです。 |
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いつも思いますがアメリカ人のハイキングを楽しむ人たちは、かなり大袈裟な恰好しています。凡人の目にはプロのアルピニストとしか写りません。でも、これらの人たちは全くのズブの素人で、ハアハア息してて非常に登るのが遅い人たちが多いのです。(中には凄まじい猛者もいますが...) |
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上のほうはとんでもない世界ですが、ここの先に頂上があるはずです。 |
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ああ、凡人きつい... |
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までも、振り返って見える景色が心を救ってくれます。うれしいことに少し煙が遠のき見晴らしが利くようになって来たのです。
ラッキー♪ |
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凡人、キツイきついっていっても、中には1歳程の子供とかだって来てます。誰でもこれるはずの場所です。 |
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頂上まであとちょいだな。 |
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ま、そこに至るトレイルはSky wayですな。空飛んでいる気分です。 |
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と、山のサドルの部分に出るとその向こうにはズドーンとツンドラの大高原が広がっていてびっくりしました。 |
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ツンドラも近くでみるといろんな表情を持っています。夏ですが涼しいアラスカがとても清々しく気持ちよかったです。 |

人が一人歩いていますね。わかりますか? |
先に
ズドーン
と言いましたが、こんな感じなんです。笑
トレイルのないツンドラの広がりは凡人の記憶の中ではもっともデナリらしい景色です。ここだけでなく、ツンドラの大平原はデナリの根幹をなしているといっていいと思います。 |
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そして山頂に到着 ルン♪ |
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写真中央ちょっと下に見える左右方向の筋の部分は
歩いてきたトレイルです。 |
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と、山頂からは遠く足元に出発しだしたアイルソンのビジターセンターが見えて、正面には下からは見えなかった山々が目に入ります。左右は登ってきた途中と同じく断崖絶壁です。いやぁ、いい景色だ。 |
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山頂では例によって昼飯。
『あらま、夢中で歩いてきたんで、握り飯潰れてしもた...』
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袋ごと握りなおして御握り復活
パク♪モグモグ
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不味い... 塩、使うの忘れてた... 海苔持って来るのも忘れたしぃ。
【教訓】お握りには塩 |
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ご飯の匂いにつられてか、ななな、なーんとこんな場所に北極地リスが目の前にご登場。
『お前、小さいのによーこんなトコに来れたなぁ?』 |
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『お前よりはるかに大きい凡人ですら、やっとの思いで到頂できたくらいだったのに...』 |
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『お前、その体の大きさでここまでオオゴトやったやろ?』
と驚いて声をかけても、リス君は知らん顔、凡人の周囲をチョロチョロと10分ほど駆け回って遊んでました。 |
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『お前も、この景色が好きなのか?』 |
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と、氷河をいだく白き峰を目の前の舞台にしながら、リス君に問いかけたりしながら |
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この日のどこか静かな昼下がりは静かに終わりました。 |