Backpackの凡人



ド田舎Iowa 田舎だからこその味もあります。

田舎Iowa それは言い訳の余地がありません。本当の田舎です。広大なアメリカでも1、2を争う農業州です。アメリカでは全人口のわずか2%以下の人しか農業に携わっていませんが、その生産力は凄まじく、国内需要を補うばかりならず、世界中に穀物を輸出するだけの力があります。なんといっても平坦で広い、肥沃な大地Prarieがその生産力の根源となっています。中西部諸州はそういった農業を経済活動の主体とする州です。
知ってのとおり無限の広がりがあります。携帯電話のつながらない場所なんか、あっちこっちにザラにあります。
にもかかわらず、ハイウェイ途上のレストエリアに
無料のワイアレスインターネット網を張り巡らしているのは一体進んでいるのか、遅れているのか... 恐らく、このワイアレスインターネットはレストエリアの24時間道路案内にインターネットのWeather Channelを使っているためにそれをついでに一般公開したものなのでしょう。しかし、ワイアレスパソコンとか持ってあるくIowanはまず皆無だと思います。空港ですらまともにはワイアレスインターネットの整備されていないワイアレス後進国アメリカではこのIowaのFree Wireless Internetは一種異様です。
Iowa州を西の端まで行くとミズーリ川を抱く小さな町があります。Council Bluffsと言う町です。アメリカでは川、海がある場所では何故かカジノが流行る傾向があります。この場所もそういった流れの例外ではありません。カジノを中心に大きなイベント会場がありちょっと栄えている町です。本当にちょっとですが...
Horseshoe=蹄鉄=馬のヒヅメ の意味です。
この町の駐車場には車だけでなく
馬も停まっています。笑 日本ではあり得ない光景でしょう。
大きなイベント会場があってその横にテンポラリーで厩舎がセットアップされています。このイベント会場での主役達です。

調教されていない荒くれ馬
それに大きな角を持った超巨大な牛です。

どっちも牧草ムシャムシャ食べるのに余念ありません。
それにしても間近に見る牛、でかい...
イベント会場はこのとおり広い駐車場を持っています。さすがド平坦Iowa土地が何処でも余ってます。もちろん駐車料金なんてタダです。
メインの入り口に行きこの日のためのチケット買いました。
プロのロデオがこの日、予定されてたんです。スポンサーの一番手はパワーで知られた自動車会社Dodge。確かにDodgeの車はパワー面で世界一で、イメージは牛ピッタリです。
始まるまで時間があったので建物内で暇つぶし。農具各種を沢山売ってました。
芝刈り機、鍬、鋤、肥やし...
プロの農家の人たちを相手にしたところばっかしで凡人にはよー分かりませんでした。
それにしても、このイベント会場、このド田舎Iowaにあっては立派すぎて、でかすぎる。いつも思いますがこのでかい会場、キチンとした管理状態、これで収支が成り立つというのが理解できません。日本でならあっという間に採算がなりたたず潰れるんでしょうけどね。こんなに客入らんのに...でかすぎよ とおもっていると
時間になったら結構お客さんが入り始めました。
人の少ないIowaでも少しは人がいるらしい。笑
ロデオ関連のグッズが土産物で売られていてにぎわってました。凡人もいっちょ帽子買っとくかと思いましたが、この場ではともかく、他の場所では恥ずかしくってかぶってられないと思って買うの躊躇しました。毎回、このカウボーイハットっちゅうのは見かける度に買うかどうか迷うのですが、どーも凡人似合わないのです。当たり前でしょーが。
カウボーイハット買うほど、まだ、アメリカナイズドされてはいなんですね。どこかしらまだね。
だいたい、ステーキ、じゃがいも食べるくらいなら焼き魚、ご飯の方が遥かにいい、と本気で思いますからね。凡人はいろんな面でアメリカに限りなく適応したとは思うのですが、まだまだなりきれない部分と言うのはこのカウボーイハットのみならず色んなところがあるんです。人っちゅうのは基本的にそう簡単には変われないトコあるもんです。逆にこのようにカウボーイハットをかぶった人たちに日本の生活はできないと思います。アメリカ人が日本のことを話す時

"Just crowdy"

のひと言のもとに切って捨てることがありますが、牛、馬を広大な牧場で飼って生活しているこういう人たちにとってはそれは偽らざる本音に違いありません。彼らには日本人の生活スタイルは全く理解できないのです。
荒くれ馬に
勇壮な牛
準備万端のようです。
さあ、いっちょ今日もいくか、と彼らはそんな感じなのでしょう。
会場の下地を綺麗にならすと
いよいよスタート
何の時もそうですがアメリカ国歌斉唱"Star-Spangled Banner"
で事は始まります。
ちなみにこの国歌という奴、1812年〜1814年の米英戦争における、メリーランド州ボルチモアのマックヘンリー砦(とりで)をめぐる戦いがモデルとなってます。イギリス軍の強力な夜間攻撃にもかかわらず、米軍が守る砦が陥落せず、明け方になってもなお、星条旗が砦の上にはためいているのを見て感動したフランシス・スコット・キーという人物が、その情景を念頭に置きつつ、1814年に歌詞を書いたものです。そのため、歌詞は、敵の夜襲にも飛んでくる爆弾にも負けず、自由と勇気の地のシンボルである我が星条旗は、なお力強くはためいているか?と問いかける、かなり勇ましい内容です。日本の軍艦マーチと似たようなもんと言っていいかもしれません。ま、平和教育を受けてきた日本人の感覚からするとこの国歌はとんでもない国歌です。ま、そんなことは兎も角、いつもアメリカの国歌斉唱は盛り上がります。
Ameican Spiritをかき立てるものがあるのでしょう。Ameican Spiritの中にカウボーイ・スピリットという一面があるのも本当です。これはカウボーイのみならず
カウガールも共通して持つものです。このカウガール、見た目は美しく、かつ何処となくセクシーさが漂う雰囲気ですが
彼女達は本物です。男勝りとはこのことです。一流のカウガールは農業、牧畜の基本とされる知識はもちろん、牛、馬の生物的知識に至るまで幅広い知識インフラを持ってます。彼女達、単に遊びで馬に乗ってるわけではなくもっとPureにカウボーイ精神をもっています。
これは子牛を追って捕まえるレースです。投げ輪を、ヒュウヒュウと回してサッと投げ
捕まえて取り押さえるその素早さ、確実さ
まったく洗練されていました。はっきりカッコイイと感じましたが、逆に捕まえられる子牛は可愛そうで、可愛そうで仕方ありませんでした。ま、一時的にとりおさえて、すぐに開放しはするのですが...可愛い子牛にこんなことするのはちょっとやりすぎじゃないか?という気がしました。
でも、実際に投げ輪というのは、カウボーイにとっては日常使うものなのですね。7割くらいは命中してましたよ。ちなみに、これはプロがやっているのではなくて、Iowa、この町周辺に住んでいる人のうち

”我こそは!”

という人たちが、いかに早く子牛をとり抑えるかを競ってたものです。牧畜をもつ農家の人達にそれは自然な行いなのですね。驚きました。
結構大きな牛でもこのとおり取り押さえてしまうのにはビックリしました。
これもカウボーイには必須の技術のうちのひとつなのだそうです。いやはや。
また、同じように子牛に投げ輪をかけるペア・マッチも行われました。逃げる子牛は必死なのですが、2人のカウボーイが我先にと投げ輪で捕まえに行きます。
アメリカらしい光景だ、とそう感じられるものでした。
ちなみにピエロがいて会場内で
色んなことをして常に盛り上げ
笑いをとっていましたが
彼らもなかなか楽ではないようです。牛、馬は彼らのコントロール外です。
そんな困った牛、馬がいれば本物のカウボーイが
このとおり捕まえて外に引っ張り出してくれます。それにしてもプロのカウボーイの技の確実さには舌を巻きました。投げ輪が実に上手い。西部劇の光景は現実です。
でも、これはロデオのお祭り。
やっぱしこれでしょう。
ロデオ 荒くれ馬ご登場
             ↑
(この動画かなりいい感じです)
これこそプロの腕前の見せ所
でも、馬も負けてはいません。彼らもある意味、カウボーイを振り落とすプロです。まったく馬もいろいろですね。調教というのは本当に大切なのでしょう。調教しないとどの馬もこんな感じになるのだそうです。でも、特にこのロデオの馬達は気性が荒いのです。
ヒーーーーン
パッカ、パッカ
  ピョーン、ピョーン

飛び跳ねること、飛び跳ねること
殆どのカウボーイさん達、流石に吹っ飛ばされていました。楽な仕事じゃなさそうです。
どんなに嫌がられようと
どんなに吹っ飛ばされようと
負けずに馬にしがみつき乗りこなすこの人たちは
本物のプロだと
そう感じました。
まったくいうこといかない馬はこのとおり。外まきのカウボーイの投げ輪に捕まえられ引っ張り出されるのでした。
どいういう荒くれ馬にも果敢に向かうカウボーイは実に勇敢で
見ている者の心を熱狂させるものがありました。拍手も自然としたくなるんです。
いや、カウボーイ精神 アッパレ
        ↑
(この動画かなりいい感じです)
そんな中、なによりも皆が一層熱くなるのが
これです。牛ロデオです。
オーー
馬とは全くパワーが違います。
手がつけられないとはこのことで
     ↑
(この動画かなりいい感じです)
怒った彼らは狂気の権化
でも本物のカウボーイは平然とそういった牛を
コントロールするのでした。
ハイドー、コッチに来い!”

すげーよ、彼らの投げ縄技術っちゅうのは。
もともと、ロデオの本場は牛が沢山いるTexas州。Texas州の人たちは喧嘩っ早いことで知られています。本当か、嘘か知りませんが、たとえば車で後ろからクラクションならすと、鉄砲で撃って仕返しされるそうな... ロデオという危険極まりないスポーツをはぐくんで来たTexasでならば、そういった喧嘩っ早い部分も本当かもしれんな、とそう思ってしまいました。


























このロデオというのは白黒ハッキリさせることを好むアメリカ人には実にうけるものです。というか、やっぱしこれは見ていて面白いです。
力と力の一騎打ち
気迫とパワーあふれる 牛 vs. カウボーイの熱き闘いの中にみる精神は
まさにアメリカそのものです。


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