Backpackの凡人



凡人の天敵、冬。今年こそ、それを克服できるのか?それはスノーシューとともに始まった。

eBAY、36j落札、Snow Shoe。2004年の12月のことです。Snow Snoe、日本で言うカンジキです。要するに雪の上を歩くための補助靴といっていいでしょうか。

毎年ですが、凡人はアメリカの極寒の冬季、殆ど冬眠状態になります。アメリカの冬というのはとても寒く、Iowaは1月頃には氷点下の世界。気温-10〜-20℃の状態が長らく続きます。しかも、日照時間は恐ろしく短い(日の出7時、日没4時半)のです。日本のmildな冬に慣れきった凡人にはとても辛いです。簡単に言って、あらゆるやる気をそがれてしまいます。凡人、その点については、このことは大きな問題である、と考えてきました。冬場、もっとあらゆる意味でmotivationを高めなければ人間的にカビが生えたような状態に他ならず、そこに言い訳の余地はないのです。何もしないのもひとつかもしれませんが、凡人、いつも思っているひとつは、『その一瞬、一瞬が最後のひととき』とういことです。つまり、今の一瞬をおいて他に今という時間はありえず、このことはアメリカでの時間は今と言う時間を除いてはあり得ないという思いにつながっています。凡人の『アメリカにいる時はアメリカでしかできないことをやろう』という漠然とした気持ちはそういったところから生じています。冬、このアメリカにあってアメリカにしかないものは何か?それは故郷福岡にはありえない、寒さと雪です。したがって、寒さと雪を何らかの形で自分のものとしたい、と考えてきました。防寒という意味からすれば、−30℃まで大丈夫な衣類はすでにもっていました。そこで次のステップとしてスノーシューを買ったのです。スノーシューから派生させることのできる次のステップに、山スノボ、Snowキャンプ等がありますから、その前段階としてまずこれから入ったという感じでしょうか。スノボ派の凡人としては、長期的展望としてスノーシューで登って、スノボで滑り降りてくるような金のかからないスタイルでいきたいと思ってます。簡単なことじゃあないでしょうが。
スノーシュー新品ですがeBAYで落札、わずか36j。アメリカでスポーツ用品店にいけば100j、日本で買えば15000円以上はしますから、ま、いい買い物です。eBAY(アメリカ最大のon lineオークション)はやっぱしいいです。スノーシューが一旦届いてしまうと、不思議なもので外に出たくてたまらなくなりました。ま、ある意味それを狙って買った、つまり、寒いからということで漠然と週末の時間を過ごしてしまうことのないよう、自分を外に連れ出してくれるようなことを期待して買った、ので目的どおりといえば目的どおりでした。同じような役割を果たしたものにBackpackがあります。Backpack、わずか69jでeBAYで落札し、それは凡人をBackcountryに連れ出してくれました。なにか、小さなきっかけを作っていくことで新たな世界を開拓し、自分の世界を広げていく訳です。なんでもそうですが、未知の領域には貪欲でありたいと思います。凡人、研究は非常にconservativeな立場を支持するので、本当はそんなこと言う資格ないのですけどね
(^^;)

ま、能書きうんぬんはせからしいですね。冬、外に出て行く、Snow Fieldを攻める、これが小テーマなんです。

ちなみに、凡人、日本からホッカイロ買って持ってきてましたし、モントリオールで-20℃に耐えるとされる、靴下も持ってましたし、心の何処かでは、冬外に出たいと思ってました。
んで、滅多に雪が降らないIowaで雪が降り狂喜乱舞し、凡人、週末家を出発。今回はSnow shoeで歩き回ってみよう♪そんだけのことです。
自宅そばに、Iowa Riverという幅200mほどのミシシッピ川の支流があります。冬場、毎年そうですがIowa Riverはガチガチの凍ります。まだ極寒ではありませんが今年も凍ってました。
初夏
夏場とは違った雪の世界、日本帰ったら、ましてや目にすることすらできないです。考えてみれば、勿体無いと考えることもできます。本当はDownhillがあればスノボしたいですがIowaは無限に平坦。できてもクロスカントリー(ノルディック)スキー、くらいです。
農場が遥かに広がる牧歌的Iowa
レトロな場所です。この辺って、どこでもそうなんです。
この日、少し暖かかったので牛がSnow Fieldに放牧されてました。たまには運動しろ、っちゅう感じなんでしょう。飼い主が餌である牧草を持ってくると牛達はのんびり集まってきました。
初夏
今回、Snow Shoeで歩き回ろうと向かった先はMaquoketa Caves State Park
ここは夏に一回だけ来て、たくさんの洞窟と美しい木々の緑に心うたれた場所です。
駐車場には人は皆無。当然でしょう。-10℃の世界、普通、人はこないでしょう。
駐車場も氷でガチガチ
休息場所も雪ドッサリ
凡人、初のSnow shoeでSnow Fieldへ♪
静かでした。以前あったトレイルは雪であまりはっきりせず、途中から人の歩いた跡も消えてしまいます。冬、Snow Shoeのいい点は、本当に何処でも歩き回れるという点です。夏場は"Stay on Trail"ですが、冬は何処歩こうが雪だらけで何処でも自由なのです。しかも、夏場は急すぎて歩けないような急な場所でもSnow Shoeはいていると、スイスイ歩いていけるのです。これは山スキーとか、山スノボを考える時にSnow shoeが優れている点じゃないかと思います。
トレイル外に踏み込めば、時に動物の足跡を見かけるのみ。これは鹿かな?ウサギだろうか?わからんです。
一旦、トレイルにもどって
先に進むと
初夏
夏に凡人を魅了した場所に到着。おい、全然違うやん。

『うーん、冬は景色が単調やな。こりゃ。』
つーか、夏に一回見て知っている景色だから感動が少ないのかな?
ま、でもさぁ、日本帰ったらこんな景色絶対見れないんだぞ。アメリカでしか、というこった。
と、広い敷地を一人スノーシューでザクザクと歩き回るのは、これはこれでアメリカならではです。トレイルに沿って歩いてしまうと、変化に乏しいので
トレイル外れてBackcountryに突入
ありました。チョロチョロと音たてて流れてるのが見えます。氷の下で空気のバブルが揺らめいています。
しばらく、この凍った小川の上と、川岸を伝って歩き回りました。所々、凍った川の上に白い花が咲いたようでした。
川の流れは、流れをそのままの形に留めてます。

『なんだか、時間が止まってしまった世界みたい。』
ところどころ氷が何層も何層も複雑に固まっては溶け、固まっては溶け、珍しい表情見せてました。。
初夏
その小川は巨大なアーチや
洞窟をつくってます。
初夏
水がながれて削り、その水が凍っては膨張して中から岩を砕き
長い長い時を越えてこれだけ大きな世界をつくってきたんでしょうか。
やがて小川の先に木でできた歩道が見えてきたのですが、氷、雪の上をザクザクと歩くのがまた一興
初夏
距離歩いて体が暖まってくると
周りの景色楽しむ余裕も出てくるみたいです。凡人が歩く小川の上に架かった橋を
頭の上に望みながら潜り抜けるなんていうことは、冬の今、川が凍っているからできることであって、
夏にはできないことだし、冬にしか見れない景色であるわけだし。
これはこれで、
少し楽しくなってきたみたい。平凡に思えた景色も、一旦日本に帰ればあり得ない光景になってしまうんです。

アメリカでしかできないことを、今日もひとつできたかなぁ...


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