Backpackの凡人



ここは地の底、真っ暗闇の世界の探検です。


ケンタッキー州というとフライドチキン、その程度の知識しかありませんでしたが、沢山の洞窟があることがわかりました。今回、その中でも最大のMommoth Caveという洞窟に行きました。

※写真はCavingとはなんたるかを説明しているPark Rangerさんです。大真面目です。
Monmmoth Caveは世界最長の洞窟として知られていて国立公園となっています。
もちろん美しい鍾乳洞もあるのですが、鍾乳洞の話はとりあえずいいでしょう。
ここの最大の特徴はSportとしてのCaving(洞窟探検)を経験できるということです。SportとしてのCavingである以上、かなり過酷なTourです。今まで自分が経験したTourの中でも際立って記憶に残っているもののうちの一つです。かなり、真剣に説明をしてくださいました。
でないと、本当に事故が起こってもおかしくない状況でのツアーだからです。レンジャーさんは細かに気を配ってますが”責任は自己範囲”でという誓約書にサインしてからこのツアーがはじまることにこの洞窟探検の過酷さがにじみでています。
洞窟は最初はこんな感じで歩いてスタスタと進める感じでした。
通路は多くは岩石で囲まれていて結構広いんです。頭にかぶったヘルメットのサーチライトがなければ真っ暗でとても歩けない状況です。真っ暗で通路に電気とかは一切ありません。
途中、足元がポッカリ抜けていて底を頭のサーチライトで照らしても底が見えないような場所を歩いていかなければなりません。これ、かなり危ない場所です。
ところどころはとても狭いので1人づつしかとおれません。一人通過するまでこうやって待っておかなくてはなりません。今、先の方で一人が奮闘中です。
途中、夢中で歩いてしまうと前後の人が見えなくなったりします。真っ暗な中に自分ひとりと一瞬でも感じると、
本当に恐怖です。全員電気消すと1cm先も見えません。本当の真っ暗闇。
そんな場所に

『ゲゲ!なんじゃこりゃ??』

暗黒の世界に住むコウロギがいました。何とも怖い。
歩けるうちはよかったのですが、大半は歩けるような状況ではありません。こんな感じで四つん這いになって動いていかなければなりません。
ですから、このツアーでは
@手袋持参
Aしっかりした丈の高い靴
B長袖服着用
が強くRecommendされています。
ヘルメット、膝の四つんばい専用ゴムパッドがレンジャーさんたちに準備されていました。それがなきゃー、このツアー危なくて絶対に不可能です。自分も途中、何回、頭を岩にぶつけたか覚えていないくらいです。
ゴソゴソ....
フウ〜〜〜

ようやく広い場所に出て一休み。
んでもって、更に奥へと進みます。かなり物凄い急勾配で下っていますが一歩一歩注意しながら前進です。
険しい岩場が多かったのでゴツンゴツンと頭を岩にぶつけること、ぶつけること。でも、これがまた面白くって皆、ほとんどは笑顔♪
途中、水溜りがあったりして四つん這い不能な場所もあります。うう、たまらん,,って感じだ,けど、これまた面白い♪
ちなみにこの場所は一番狭い場所でした。この場所ではパークレンジャーさんが

『はーい、全身伸ばしてぇーーー。そうそう、そして手もつま先も、しっかり伸ばすのよぅー。その状態でつま先と指先に”力”入れてその4点で体を動かしなさぁーーーい♪そうそう、その要領、その要領。』

という感じでアドバイスしてくれました。ハッキリいって滅茶苦茶です。とても狭いのでこの穴は胸囲がいって以上の人は通り抜けられないのです。ですから、そんな人はこのツアーには参加できない。想像してください。ピーンと体を伸ばした状態で顔も穴の地面につけて手の指の爪と、つま先だけで少しづつガリガリ進むんです。
この場所、かなり凄まじい場所で

『あー、ここでこの穴に詰まったら俺,死んでしまう...』

とマジで思えるはずです。皆、一緒に行くからこんなこと出来るんだけど、一人では絶対に怖くてこんなことできない。でも、多くの人は泥だらけになりながらも、

『ワッハッハ』

と大笑いしながらCavingしていました。
中には、この方のようにマジで余裕がなくて、

『Oh! my god !!』

とか、

『触らないでっていってるでしょ!!』

『こんな穴どうやったら行けるの?つま先に力入れろってぇ?入れてるけど怖くて次の一歩が出せないのよ!』

『Shut up !レンジャーさんのアドバイスが聞こえないから動きが取れないでしょーがぁ!!』

とか怒鳴って怒っていた人もいましたが、皆でそれもまた一興と楽しんでました。
そして7時間( !! )にわたる洞窟探検は無事終了しました。肘も、膝も、掌も傷だらけです。レンジャーさんが、皆にたずねました。

『今日の一日はどうだった?楽しかったぁ?』

 "Sure !"
 "Yes !!"
 "Ya !!!"
 "Great !!!!"

人生でもこの手の楽しみはそうそうは経験できないでしょう。本当に楽しい、楽しい、いい暗闇での一日でした。Mommoth Cave National ParkではこのWild Cave Tour、是非是非オススメです。


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