Backpackの凡人



ブルルルル ブオーーーーーン 風になるひととき

2005年冬、昨年末に購入したSnow ShoeでSnow Fieldを攻めます。天気予報で道中、雪降る場所なしで、路上凍結の恐れがないという2つの条件を満たせば、そこは凡人の目的地になります。2005年1月の週末の為に、この条件を満たすよさげな場所を探しました。ホンデもってこの条件満たす場所まで金曜夜から西に1500キロの運転です。この日、とても天気がよく満月の月が辺りを明るく照らしました。わざと車のライト消してドライブ楽しみました。馬鹿チョンカメラでも薄っすらと周囲の景色がこのとおり見える位に明るいのです。
1000`ほどは広大なプレーリー(大平原)が続きますが、その更に西は、言いかえればデンバー以西はロッキー山脈
また来てしまいました。ロッキー山脈、毎度です。
徹夜でしたが気合の入った運転で
FedExより安定した走行で何の問題もなく予定通り到着。
向かった場所はロッキー山脈の中でも、Elk mounteinsという山々に囲まれた町、Aspenです。その随一の名所はMaroon Bells。去年2回来ましたが、一回は夏場、もう一回は秋、どっちも絶景でした。が、残念なことに秋のアスペンツリーが黄色く燃え上がったBellsの写真はパソコンHDもろともぶっ壊れて写真を失ってしまった、凡人としては不覚な記憶残る場所です。
Bellsに向かう途中で、Snowmass、Aspen Highlandなどのスキー場がありました。Aspen周辺には数多くのスキー場があり、アメリカでも指折りのスキーの名所です。今回はまず、BellsにSnow shoeしにいって、時間があればこの辺でスノボしようと考えてました。

写真はMaroon Bellsに向かう一本道。険しくも美しいBellsがそびえてます。やっぱし綺麗です。
どんどん進むと、道路はガチガチに凍ってました。すべりはしませんが危ない状態です。まだ、この先8キロ運転しないとBellsには到着しません。
ありゃ?

道路は通行止めになってました。

”くそー、Maroon Bells見えてるのに...”

何にも下調べせずにきた罰でした。冬場、Bellsに行くにはここから8`歩くか、クロスカントリーするか、スノーモービルで行くかのどれかしかないのです。Snow shoe楽しみに来たのですが8`の道のりは長い。クロスカントリーでもいいが、クロカンでは昨年末にその凄まじい運動量で痛い目にあったので躊躇。この最終地点でキョロキョロ見回すと
スノーモービル屋がありました。特に冬場、安易な方向に流れやすい凡人これ見て考えました。

”くそー、俺みたいな物臭な人間の心を見抜いてここで通行止めしてスノーモービルをレンタルさせようという魂胆だな?アメリカ人っちゃー、make moneyしか考えとらん”
などと、心の中で思ってはいましたが
目の前を

ブロロロロ

と、爽快に駆け抜けて出発する人たち見ると凡人いても立ってもいられず
店に入ってクレジットカード一発、190j支払い完了。

”日本じゃ、スノーモービルは免許ないと乗れないけど、アメリカではその点、自由。これもまたアメリカでだけの経験だ。”

と手続き完了。せっかくやる以上、時間も距離も長い奴を楽しむことにしました。ですから今回は当初の目的であった、Bellsはお預け。また、いつか来るでしょう。Bellsには。特に悔しい思い残した秋には。だから、今回はスノーモービルで別の場所へ。

1時間後に出発する、と言われましたが、腹が減っていたので朝飯食って、直接現場に行くといってAspenの町に繰り出しました。現地で落ち合う約束してここはサイナラ。
アスペンの町です。夏来た時には芝生の緑がまぶしい素敵な場所でしたが、冬場の今、高度2000mのこの場所は銀世界です。でも、この時、雪が少なくあんまし景色としては冴えませんでした。もっとも、雪なんか降っていたら、車で動くことをモットーとした、凡人の旅にならないのですが。
1時間くらいあるので向かったのはアスペンに入って最初にでてくるレストラン。ヒッコリーハウスと言うところ。スノーモービルの店のおっちゃんに聞く限り、アスペン一美味しいそうな。Ribsと書いてあるから、スペアリブの店かな?と思い躊躇しました。さすがに朝飯にスペアリブは...

”ま、いいや、アスペン一というんだから一回食っとこう。”
中に入るとこんな感じ。雰囲気はアメリカンです。
スペアリブ・スペシャルという朝飯がお奨めということでしたからそれいっときました。アスペン一と言っても、まーまーくらいのもんです。肉は子牛だった分とても軟らかいのはよかったです。でも思いますがリブの味付けはアメリカ中、何処でも似てます。BBQソースベトベトのコテコテでかなりヘビーな朝飯。でも時間がない、10分で完食。スノーモービルTrip出発までに待ち合わせ現場に急がないといけなかったのです。
食事の後、トイレ。トイレには鍵かかってました。鍵もらうとこのとおり。ちょっと、不釣合いなんじゃねーか?鎖でかすぎよ。
アスペンの町からはアスペンの抱くスキーゲレンデが目の前に並んでます。町からドカーンと見えるゲレンデはAspen MountainとAspen Highlandですが、ここは100%玄人向けのコースです。凡人には所詮無理。
傾斜が物凄い場所ばっかりなんですよ。洒落にならん位、急です。コロラド州の人たちは小さな時からスキーをしているのでとてもスキーが上手。なのでこのくらいないと面白みにかけるのでしょう。Aspenの町は他にも2つのスキー場を抱いていて、例えば凡人のようなスノボ素人であれば
ButtermilkやSnowmassが行きごろな場所でしょう。アスペンの抱くスキーゲレンデ群は凄まじく、4つのスキー場を併せ持ち、totalの林間スキーコースは400くらいあります。全て滑るのは不可能です。とにかくでっかい。
今は、スキーではなくスノーモービルの待ち合わせ場所へ、アスペンの町外れへ向けてドライブ
2500m越える山々は美しい雪景色しとります。
道路は途中、バリケードで閉鎖されておりその先は雪で覆われた世界になってました。そして沢山のスノーモービルがあります。
早速、乗り込みます
準備完了。3分ほど乗り方の講習があったかと思ったらもう出発です。

ブロロロロ
ギュイーーーーン
雪道は平坦にならしてありましたが飛び跳ねる飛び跳ねる。雪山の中を駆け抜けるのはまるで空飛んでるかのようでした。こりゃ、楽しいわい。
途中、みんな一緒に止まってちょっと休憩
滝が
ゴチゴチに凍ってました。
綺麗なもんです。
再度、爆走。かなり寒いのですがハンドルが電熱で暖かいのは有難かったです。
更に進んで途中の小屋でお昼
ハンバーグをBBQコンロで外で炭火焼き
そのハンバーグ使ってアメリカのご飯はこれです。ハンバーガーとポテトチップス。不思議ですが、アメリカ人はハンバーガーと何故か、ポテトチップを当然のように一緒に食べます。日本のご飯と漬物のような関係といっていいでしょうか。
小屋の中は温かく外の銀世界は綺麗でした。
でも、小屋の外は外で小さな楽しみがありました。食べているハンバーガーやあポテトチップスを狙って小鳥が舞いおりてくるのです。

”御裾分けくれヨ”

って感じで。沢山鳥が集まってきます。

凡人、ツアー主催者に赤レンジャーかなにかのような防寒服着せられました。これ暑過ぎました。
凡人も一発いっときました。

I got a new friend.
この昼の休憩場となった小屋、きっと夏場はキャンプ場の管理人の小屋なんでしょう。
飯食って復活、再度爆走。凄い速度での雪山スノーモービル、とても楽しいものでした。雪山をこんなに簡単に楽しめるとは。

ブウーーーーーン

   ↑
是非、動画でスノーモービルに乗った雰囲気楽しんでみてくださいませ。
(今思えばよくもまあこんな動画撮ったもんです。スノーモービル運転技術も十分ないくせに)
おお、この整然とした禿げちゃびん部分は秋に美しいアスペンツリーに違いありません。ロッキーの山は多くは針葉樹林とアスペンツリーの混在する世界ですから。
ひと目に山々を見納めてしまうと、その大きさがよく解らなくなります。針葉樹林がなんだか箱庭かなにかのように整然と並んでいてとても小さく見えるのです。目の前に見える山々すぐそばにあるかのように錯覚します。距離を見誤ること、斜面の急さを判断し間違えること、これらが冬の雪山の怖い点だといいます。すぐそばだ、簡単に登れる、と思ってついつい無理してしまうのです。一旦滑れば、あるいは雪崩が起きれば取り返しつきません。たぶん。
これは雪崩の跡でしょうか?やっぱし、雪山って危ないです。特に凡人のように経験のないものにとっては。滑落停止の技術すらも持ってない訳だし。こんなところ、Snow shoeで登っていって転げ落ちたら停止できないでしょう。間違いない。
最後に寄った場所には
美しい雪山が
凛とそびえており
その山麓に小さな壊れた小屋が沢山ありました。
アメリカではあっちこっちにありますが、これは銅鉱山の跡です。ゴールドラッシュの時代の産物です。Elk mountainsの抱くスキーの町、Aspenも、Crested Butteも、もともと銅鉱山開発で生まれて、成長してきた町なんです。そんな理由でもない限り、山の中に人は住み着かないでしょう。
雪山を簡単に楽しめるSnow mobile
これはこれでひとつだと感じました。
でも、この遊び、お金がかかりすぎる点とあまりにも道楽的であるという点はちょっと凡人の進むべき路線とは違うかな、とそう感じました。確かに楽しいのですが...
でも、この経験もまた恐らく一生で最初で最後、唯一無二でしょう。これはこれで悪くはなかった、とそういう感じとともに、Aspenの雪山の記憶は凡人の心の中に残ってます。


戻る