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ハイウェイI-10
アメリカ最南端を東西に貫く道路です。Phoenixの町はこの南部では随一の町、全米でも指折りの人口を誇っている町です。旅のポイントとしてはこのPhoenixがハブ空港であるという点です。America
WestとSouthwest Airlineがここを拠点にしています。結果、価格競争が激しくとても安い航空券が発売されます。西海岸からIowaへ向かう途上、Phoenixにしばらく車停めてIowaと行き来してました。天下のAmerica
Westの大バーゲンは往復税込み170j。安いものです。Iowaは冬で毎日どんより曇っているのに |
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この辺りは抜けるような晴天でした。天気という小さな問題でも凡人の心を少し明るくしてくれます。誰でもそんなもんでしょうけど。 |
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Phoenixから南にTucson、Sagaro、Tombsonを抜けてやってきたのはとあるアリゾナ州管理されている州立公園です。
カーチェナー洞窟州立公園です。非常に非常にマイナーな場所で日本のWebサイトや観光ガイドブック等でも紹介されたことの殆どない場所ですが、現地人の話ではどうも凄いところらしいので、ちょっくら行ってみました。 |
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洞窟内に入るにはツアーに予約しておかなければなりません。予約なしに直接行っても入れないこともあるらしいです。凡人、1時間前に電話したら空きがあったので予約、そして来てみたのです。この州立公園はあらゆる公園の中で最も管理の厳しい場所でした。レンジャーさんがウルサイくらいにいろいろチェックします。かえって嫌味な感じがするくらいの感じでした。 |
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駐車場からはアリゾナの大地にそびえる巨大なメサが目に飛び込んでくるのですが、この麓に洞窟が発見されたのです。発見されたのは1974年、わずかに30年程前のことです。そして一般公開されるようになったのは1999年の12月から。とっても歴史の浅い新しい場所なんですね。 |
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レンジャーステーションで予約しておいたツアーのチケットをGet。洞窟を見る方法は定時毎にレンジャーさんが引率して洞窟内を見せて回るシステムのツアー、時間まで暇つぶしです。 |
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この洞窟の中には、どうも以前こんな動物が棲んでいたようです。ナマケモノか、大蟻クイか、といった雰囲気です。こんな奴が洞窟の中にいたらたまらんです。気持ち悪いことこの上ない。ま、今はいませんから大丈夫の筈ですが。 |
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そして時間。ちょっとした電動自動車トラムにひかれて洞窟入り口に到着、中に入ります。
驚きました。凄い世界が広がってました。
が、眼鏡が曇ってしまいます。。。中はとても温かい洞窟でした。大体において寒いことが多いと思っていたのですが、温かくて逆に湯気で眼鏡が最初は曇ってしまったんです。 |
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凡人は内心どこかで
『洞窟、鍾乳洞なんてどこも大体似たようなものだ...』
と、冷めていたのですが |
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ココの奴は結構凄かったんです。その鍾乳石のボリュームといい |
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巨大さといい、驚くほどの大きさでした。これらのような鍾乳石は大小こそあれ、何処も似たような奴があるものです。 |
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しかし、薄っぺらの鍾乳石
名付けて ベーコン
はここ特有のものらしく、確かに光を通すその薄っぺらさは目を見張るものがありました。他の記憶に残る鍾乳洞と比べてもここは種類が多彩で、大きく、飽きのこない世界だと思いました。 |
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そして、多彩な鍾乳石が広がるこの空間はかなり巨大です。この場所はBig
Roomというのですが、ここが一般公開されるようになったのは2002年11月からで、まだまだ知る人も少ない訳です。地中には湖もありました。 |
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ここの鍾乳石の保存状態は実に素晴らしいものでした。 |
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発見当初、探検してまわった研究者も細心の注意を払いました。発見した人たちはココの比類なき美しさに驚嘆し守らなければならないと心に誓ったそうです。ですから、ここが州管理の公園になってからも観光客はツアー以外に洞窟に入ることは一切認められていません。(これらの写真は研究段階での写真の数々) |
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30年前には月にすら人の足跡が残っていた時代です。そんなご時世に人の足跡の全くないこの世界を発見した人はいかばかりか嬉しかったことでしょう。発見した洞窟に未知の美しい姿を次々に見つけ、心は舞い上がらんばかりであったに違いありません。 |
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こんな世界が目の前、至るところに何処にも此処にも広がるわけですから、驚きに驚いたことでしょう。
Amazing
Tremendous
Awesome
アメリカ人ですから、そんな言葉をブツクサいいながらここを一人歩き回ったことでしょう。 |
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この洞窟でことに珍しく他に類を見ないものとして、先のベーコン以外にこれがあります。普通によく見る太い鍾乳石の合間に実に細い糸のような鍾乳石がありますね。 |
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こりゃ、自然の奇跡ですよ |
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これほどの繊細な鍾乳石が全て完全に保存されているというのは素晴らしい。糸鍾乳洞が無限に広がるこの空間には |
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脱帽でした。
すんげー |
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そういった糸のような奴や、ベーコンのような奴を微視的に見る楽しさもありますが、Big
Room は別の魅力もありました。 |
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名前のとおり、空間の大きさと |
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そこに無数に広がる鍾乳石群 |
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どれも見上げるその巨大さは荘厳でした。あまりに凄くて何故か祈りたくなるような、そんな感じの世界でした。
この場所、この一帯でSagaro、Tombsonに並んで今後、どんどん人気になる場所に違いありません。鍾乳洞に厳しい凡人でも”Excellent”といえる場所です。 |